イタリアの大手メディア「ラ・レプッブリカ」紙のWEB版に掲載された古代ローマについての記事が日本で話題になっています。
「古代ローマは移民の街だったことをDNAが証明」
と書かれたタイトルの横に掲載されていたのは、
なんと、日本人俳優の阿部寛さんの画像。
記事に掲載されていたのは、2012年に公開された映画「テルマエ・ロマエ」のワンシーン。
記事の内容を見てみると、
「古代ローマはニューヨークのように移民の街だった。都市は古来から異教徒・イラン人・ウクライナ人などが混在する文明の十字路だったのだ。ローマにある29の遺跡で発掘された人の遺伝子をDNA検査によって調べると、初期の住人たちの遺伝子情報を追跡することができたのだ。」
とのこと。
しかし、なぜ、阿部さんの画像が使われていたのでしょうか?
イタリア大手紙「ラ・レプッブリカ」の担当記者によると、
(Q.なぜこの写真を選んだ?)
あの写真の衣装や雰囲気は、私たちが考える古代ローマの歴史をよく表現しているんです。
なのでDNAなどの科学的な話をするにも、最適だと考え使用しました。
(Q.写真の俳優が阿部寛だと知っていた?)
いいえ、本当のことを言うと写真の出演者のことは調べていません。全くの偶然です。でも、記事の内容に合う完璧なチョイスでしょ?
とのこと。
今回の件を阿部寛さんはどう思っているのでしょうか?
「まさかイタリア最大級の発行部数を誇る日刊紙「ラ・レプッブリカ」のウェブ版で、僕の写真が載るとは・・・。改めてイタリアでも古代ローマ人として認められたということでしょうか。ビックリです。」
とのことでした。