水平開きのノートの話:スッキリ!【2019/11/21】

東京都北区にある中村印刷所。

こちらでは水平に開くノートを作っています。

このノートは、一般のノートに比べて一切膨らむことなく水平に開きます。

なので、継ぎ目も気にせず書けるので、子供にも大人気。

しかし、このノートは機械では作れず、手作りでしか作れないといいます。

それはなぜでしょうか?

機械だと難しいのが「のり付け」作業。

付けすぎて紙と紙の間にのりが入りこむと、背表紙の部分が厚くなり、水平開きができなくなる。

逆に、薄く塗りすぎると、紙が簡単に剥がれてしまう。

そのため、改良を重ねて強い接着力を持たせたのりを適度に薄く塗る必要がある。

この絶妙なのり付けは機械では真似できないということです。

1日に社員3人が作業してできるのは500冊が限界。

コストを引くとその儲けは微々たるものなのだとか。

そこで、世界に販路を拓くことになりました。

世界各国(中国・韓国・アメリカ)で、特許をとって現地で作ってもらおうという話でした。