小学校などでよく使われる一般的な色鉛筆を見てみると、
緑色に「みどり」と書いてありますが、
一方、絵の具の緑色には、
なぜか「ビリジアン」と書いてあります。
これはなぜでしょうか?
そもそも、みどりとビリジアンは違う色。
色鉛筆は直接色をぬって使いますが、絵の具は色と色を混ぜ合わせて新たな色を使うというのがポイント。
絵の具のセットには、混ぜて作ることができない色と混ぜて作ることが難しい色が優先的に入っている。
例えば、小学校で使われている最も一般的な12色の絵の具セット。
青などの「混ぜて作れない色」や、黒などの混ぜて作るのが難しい色が入っている。

ぺんてる 絵の具 エフ水彩 WFC1-12 ポリチューブ入り 12色
- メディア: オフィス用品
もともとビリジアンは、自然界に存在する鉱物からとった色。
ビリジアンはとても繊細な色なので、どの色を混ぜても作ることができないのです。
さらに、ビリジアンは、とても使い勝手のいい色で、他の色と混ぜれば、若葉色、苔色、萌葱色など、様々な色が作れる。