100円均一(税別)のお店で有名なダイソー。
しかし、海外のダイソーの価格は100円ではないそうです。
アメリカでは、約162円。
タイでは、約214円。
ブラジルでは、約215円 など。
同じ品物でも、タイやブラジルで買うと価格が倍になるということです。
最近の日本は物価が安くなってきている。
例えば、各国のディズニーランドの入園料を見ると、
東京は、7,500円。
アメリカ・カリフォルニアは、約1万4,000円。
フランスは、約1万1,300円。
香港は、約8,800円。
他にも、マクドナルドのビッグマックの価格ランキングを見ると、
1位:スイス 714円
2位:アメリカ 624円
・・・
20位:韓国 415円
・・・
26位:日本 390円
となっており、やはり日本の物価が安い。
なぜ物価が安いのか?
この背景には、まず円安がある。
2011年10月21日 1ドル=75円78銭(史上最高値)
だったのが、
2019年12月9日 1ドル=108円60銭
2011年と比べると、日本円で同じ価格でも、ドル換算では約3割引。
物価が安いもう1つの理由に、負の循環がある。
各国の賃金の推移を見ると、日本の賃金が減っていることがわかる。
賃金が上がらない、消費意欲が高まらない、物価を安くしないと売れない、賃金が上がらない・・・
という負のスパイラル。
ここから抜けられないのではないかという話がある。

日本人の給与明細 古典で読み解く物価事情 (角川ソフィア文庫)
- 作者:山口 博
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2015/08/25
- メディア: 文庫