毎日の生活や災害の予防に欠かせない気象観測。
より精度を上げるために、日々進化を遂げているが、
大まかな天気は分かっても、小雨や通り雨など細かい雨を観測するのは難しいのが現状。
しかし、先日、その降雨を観測するためのある画期的なシステムが発表された。
それが、車のワイパーの作動状況に基づいたレーダーよりも詳細な雨の観測。
この技術を手掛けるのは気象情報会社、株式会社ウェザーニューズ。
ワイパーの作動状況を集め、レーダーでは検知できない小雨を観測。
小雨でも動かすワイパーの作動状況を集めれば、大型の気象レーダーで観測できない弱い雨を降らせる小さな雨雲を特定できる。
今年(2019年)11月より、ウェザーニューズと自動車メーカートヨタがタッグを組んで実験を開始。
常時ネット接続されている車でデータ収集。
気象レーダーに映らない弱い雨でもワイパーを動かせば、その作動状況がサーバーに送られ、この地域では、小雨が降っているというのがリアルタイムで分かる。

- 作者:中島 俊夫
- 出版社/メーカー: ナツメ社
- 発売日: 2019/10/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)