氷の上がすべりやすいのはなぜ?という話:チコちゃんに叱られる!【2019/12/27】

440万年間謎だったことが、去年(2018年)わかったそうです。

その謎とは「なぜ氷の上はすべりやすいのか?」というもの。

ドイツマインツにあるマックスプランク高分子研究所の研究グループが、この「氷がすべりやすい」という問題を解明しました。

氷がすべりやすいのは、氷の表面が動いているからだといいます。

どういうことでしょうか?

この世界にある全ての物体は、拡大してみると「原子」や「分子」と呼ばれる小さな粒が集まって出来ている。

では、氷はどのように出来ているのか?

分子レベルまで拡大したCG映像を見てみると、水の分子がくっつき合って氷が出来ているのが分かる。

水の分子は、酸素原子「O」が1つと、水素原子「H」が2つで出来ており、「H20」と呼ばれている。

氷は、この水分子がきれいにつながり合って出来ている。

氷の内部にある水分子を見てみると、水分子1つに対して4つの水分子がつながっている。そのため、しっかり固定されている。

しかし、氷の表面では、水分子のつながりが2つや3つしかないため、表面の水分子が固定されずに動いてしまう。

簡単に例えると、

床一面にビー玉が敷き詰められている状況が氷の表面。

つまり、氷の表面では、分子がビー玉のようにコロコロと自由に動き回り、人やものをすべらせていた。

髙橋大輔写真集 艶技2019

髙橋大輔写真集 艶技2019

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2019/12/18
  • メディア: 大型本