↓こちらは、昨日(2020/01/07)の渋谷駅の構内の様子。
年末年始の休みが終わり、企業などが本格始動するなか、渋谷駅構内の一部では混雑が起こっていた。
SNS上では、
・平日なのに地獄
・人の導線が重なってカオス
・元に戻して
・新しい導線が使いにくい
・めちゃくちゃ
・導線悪すぎ
など、怒りの声が上がっている。
今月(2020年01月)3日、80年ぶりに新しい駅舎に生まれ変わった東京メトロ銀座線の渋谷駅。
年末から年始にかけ、130mホームを移動し、線路を切り替えるなどの大規模工事を実施。
今月3日からM字型の屋根となった新しい駅舎で運用が始まった。
東京メトロの社長によると、
渋谷駅全体のわかりにくさ、移動しにくさの改善につながると考えております。
とのこと。
利用客の移動の改善につながると、胸を張った社長。
しかし、利用者が新しい駅舎を評価する一方で、聞こえてきたのは、リニューアルに伴い発生したと思われる混雑。
京王井の頭線などから銀座線に乗り換える際に利用される階段付近。
朝のラッシュ時、京王井の頭線の改札を出ると周囲は比較的広くなっていて、人の流れも速い。
しかし、突き当りを右に曲がると、通路が狭くなり、銀座線に続く階段が近づくにつれ、歩く人のスピードが一気にダウン。
階段の手前では足を止める人の姿もあった。
いったいなぜここで人の流れが詰まるのか?
新しい導線の死角があった。
改めて見てみると、利用者が向かう方向の先にあるのは、JRや東京メトロ・銀座線の渋谷駅。
銀座線がリニューアルされる前、井の頭線の改札側からみて、旧銀座線の乗車ホームは改札から真っ直ぐ進み、階段左の登った所にあった。
JRは右に進むので、以前はここで左に進む銀座線の利用者と分かれていた。
しかし、銀座線のホームが移動したため、JRに向かう人と銀座線に向かう人が同じ導線になり、階段での混雑が発生。
いわゆる魔の階段が出現した。
SNS上では、
・災害時とかやばそうな気がする
・外に出て別の改札に回った方がいい
といった声もあがっている。
渋谷区によると、
全てのリフォームを終えた後、2027年には新たな階段とエスカレーターを設置、経路の簡略化を計る。
としている。