速く走れるようになるための補助具を紹介していました。
速く走るために大切なことは、2つある。
1つは「後ろ脚のヒザをしっかり曲げる」
もう1つは「前に出す脚のモモをしっかり上げる」
話にはよく聞くが、実際にどう練習すればいいかわからない。
ここに、幼児用の笛付きサンダルを改良したものがある。
これを太ももの後ろにくるように装着する。
この状態でヒザを曲げるとサンダルの音が鳴る。
「ひざを曲げろ」と言われてもなかなか曲がらないので、意識を「音を鳴らす方法」に持っていくというもの。
それは、つまりスポーツ心理学で言うと、
頭の中で自分の動きを考えて体を動かす内部意識より、体の外に気持ちを向けて動かす外部意識を重視する方がパフォーマンスが向上するというもの。
脚が太ももの後ろに引きつけられることで、より脚が流れなくなる。
もう1つの道具は、エアコンの室外機のケーブルを保護する円柱状の断熱パイプを半分に切って改良したもの。
これを足首の上の辺りにつける。
これを反対側の足首で蹴るように意識することで、前に出るモモの位置が高くなる。