今話題になっているこちらのポスター。
ビールを片手に微笑む様々な国の人たち。
ボートの上では男女がグラスを掲げて乾杯しているようにも見える。
船は大きく傾き沈没しかかっており、笑顔でビールを持っている人が海の中。
これは、あるイベントのポスターだが、「不謹慎では?」と物議をかもしている。
このポスターを見た街の人に聞くと、
・どういう意味か分からない。
・あまりいい感じは受けない。
・みんなが楽しそうなのが不思議な感じ、危ないのになぜ?。
とのこと。
なぜ、沈没しそうな船とビールなのか。
実はこれ、「JAPAN BREWERS CUP 2020」というビールイベントのPRポスター。
300種類にもおよぶ手作りビールを楽しむことができ、世界各国のビール職人による審査会も行われるイベントで、今年(2020年)で8回目になる。
先月(2020年1月)の23日〜26日まで、横浜市・大さん橋ホールで開催された。
既にイベントは終了しているが、SNSを中心にポスターへの批判が高まる事態に。
どうしてポスターのテーマが沈没船になったのか。
イベントの実行委員長によると、
海事・海運関係の方々から、沈没はそれで悲しんでいる人がいるのに不謹慎ではないかと言われもっともだなと反省しているところです。2017年からストーリーが決まっていて、最初はみんなで乗船して、出港してして大海原で航海して今年の沈没というのがあったが、この後もストーリーが決まっていて、来年でいうと無人島に漂着して、ビール職人たちがそこでビールを造り始める展開を今後想定していた。
とのこと。
2017年から物語が続いていて、悪意はなかったとのこと。
沈没船以外で物語が表現できなかったのか?
ビール造りも大変な面があるので、起伏を表現したかったんですけど、ビール業界も落ち込んだり戻ってきたりする中で、みんな頑張っているのでそういう思いもあった。タイタニックとか映画もそうですがストーリーとしては起伏があって、次の展開につながる面で採用したかった思いはあるが、もっと考えるべきだった。
とのことでした。