なぜ揚げ物には千切りキャベツなのか?という話:キャスト【2020/02/17】

なぜ揚げ物には千切りキャベツなのか?という話がありました。


とんかつなど揚げ物の隣に添えられている定番のものといえば、「キャベツ」。

こってりした揚げ物に対して、さっぱりしたキャベツが合うということでしょうか?

その理由を、明治28年創業の銀座にある「煉瓦亭」で聞いてみることに。

創業当時のポークカツレツを再現してもらうと、キャベツは千切りではなく、使っていたのは茹でたり揚げたりした野菜類でした。

それが、定番の千切りキャベツになった理由は、110年以上前の歴史的背景が関係しているといいます。

明治37年(1904年)、当時の大日本帝国とロシア帝国による争い「日露戦争」が起きていた。

若いコックさんや、ホールの係の男性は戦争に徴兵された。

人手不足になり、野菜を茹でたり揚げたりするのに、かなり手間がかかってしまった。

そこで、刻むだけで簡単に出してしまおうということになった。

一見、千切りキャベツの方が手間がかかるように思えますが、茹でキャベツは若いコックがつきっきりで火加減を見てつくるほどの自慢の一品だっだということです。

やむなく千切りキャベツを出すことになり、その後、全国に広まっていったということです。