場所は、横浜市港区の閑静な住宅街。
そこにあったのは、荷台から木が生えているように見えるトラック。
別の角度から見ると、荷台のほぼ中央から生えているように見える。
いったい何が起きているのか?
近づいてみると、トラック全体がツタに覆われ、絡み合う枝や葉で荷台もよく見えない状態になっている。
いったいどこから生えているのか?
トラックの下を見ると、地面から伸びた太い幹が、トラックの荷台を貫通している。
トラックの所有者によると、
この車は壊れたのよ。移転でこっちに持ってきたわけよ。で、そのまま放っておいたらこうなっちゃった。
とのこと。
約30年前にトラックを現在の場所に移動して放置していたところ、いつの間にか木が生えてきたという。
樹木の専門家によると、
(この木は)中国に原産するトウネズミモチといいます。3、40年ほど前、大気汚染がすごかったとき、その条件でも生き残れる強い木ということでよく植えられた。
とのこと。
トラックの所有者は、当面木を伐採する予定はないということです。