ボーっとしている時や、寝ている間につい口を開けっ放しにしてしまう人がけっこういます。
歯科医院の先生によると、
口の開けっ放しには2つのデメリットがあるといいます。
1つは、風邪やインフルエンザなどの感染症になりやすいということ。
そして、もう1つは、口が乾燥することによって口臭がキツくなるということ。
唾液には、ニオイの原因である菌の増殖を防ぐ働きがある。
ところが口が開いて中が乾燥すると、唾液が減るため菌が増殖しニオイが発生する。
そこで、寝ている時に、口が開いているときと、閉じているときとで、口内細菌量と口臭を比較してみる。
参考の口臭レベルはこちら。
夜寝る時に口が開いてしまうという30代女性で検証。
夜、歯磨き後に計測すると・・・、
口内細菌量:約5,000個(1平方センチメートルあたり)
口臭:10ppbで、ほぼ無臭。
口を開けたまま夜寝て朝起きて計測すると・・・、
口内細菌量:約40,000個(1平方センチメートルあたり)
口臭:368ppbで、硫黄臭レベル。
次に、睡眠中強制的に口を開かなくするマスクをして寝る。
口を閉じたまま夜寝て朝起きて計測すると・・・、
口内細菌量:約8,000個(1平方センチメートルあたり)
口臭:25ppbで、ほぼ無臭。
という結果になった。
他にも、20代・30代・40代の女性に同じ検証をしたところ、
口内の細菌量は、平均して4分の1になり、
口臭レベルは、8分の1にまで軽減されるという結果になった。