床屋さんでよく見かけるあの赤と青がクルクル回るサインポール。
一見、上に動いているように見える。
しかし、回っているということは、ポールのある 一点に注目すると、横に動いているはず。
それなのに、なぜしましまは上に動いているように見えるのか?
ここに、床屋のポールと同じ模様の紙がある。
床屋のポールは、これと同じ模様のものが筒状に丸まって回転している。
さらに、穴の開いた紙がある。
これを手前に立てて、後ろでしましまの紙をスライドさせると、
床屋のポールと同様に、穴の中は上に動いて見える。
次に、穴の開いた紙を90度横にたおしてみる。
この状態で、しましまを横にスライドさせると、
当たり前だが、横に動いて見える。
では、今度はしましまを縦にスライドさせてみる。
それでも、なお、穴の中は横に動いているように見える。
つまり、このしましまは縦横どちらに動かしても、穴が横長なら横に動き、穴が縦長なら縦に動いているように見えてしまう。
ということは、床屋のあのポールを横長の窓で切り取ってみると・・・
横に動いているように見えてくる。