床屋の赤と青のしましまの話:2355【2020/02/21】

床屋さんでよく見かけるあの赤と青がクルクル回るサインポール。

一見、上に動いているように見える。

しかし、回っているということは、ポールのある 一点に注目すると、横に動いているはず。

それなのに、なぜしましまは上に動いているように見えるのか?

ここに、床屋のポールと同じ模様の紙がある。

床屋のポールは、これと同じ模様のものが筒状に丸まって回転している。

さらに、穴の開いた紙がある。

これを手前に立てて、後ろでしましまの紙をスライドさせると、

床屋のポールと同様に、穴の中は上に動いて見える。

次に、穴の開いた紙を90度横にたおしてみる。

この状態で、しましまを横にスライドさせると、

当たり前だが、横に動いて見える。

では、今度はしましまを縦にスライドさせてみる。

それでも、なお、穴の中は横に動いているように見える。

つまり、このしましまは縦横どちらに動かしても、穴が横長なら横に動き、穴が縦長なら縦に動いているように見えてしまう。

ということは、床屋のあのポールを横長の窓で切り取ってみると・・・

横に動いているように見えてくる。