都道府県別の交通事故死者数が16年連続で1位の愛知県。
その交通事故の中で、最も大きな割合を占めているのが、車が右折するときに起こる事故。
この右折事故を減らしたあるアイデアがあった。
それは、交差点の「横断歩道を斜めにする」というもの。
人間の視界は首を振らずに見れるの角度が120度が限界といわれている。
車に乗ったドライバーは、およそこの範囲が首を振らずに見えている範囲。
この視界のまま交差点を右折しようとすると、横断歩道の内側は見えなくなってしまい、首を振らないと死角になってしまう。
しかし、これが斜めの横断歩道になっていれば、横断歩道の端が奥になるので、全体がしっかりと見えるようになり、死角がなくなる。
この工夫を愛知県内26か所に仕掛けたところ、交通事故が減ったということです。
横断歩道 【縦】 ー 死角あり
横断歩道 【斜め】 ー 死角なし