海外のプロレスの話です。
「強い絞め技〜」と実況されるなか、なぜかマット上の2人の選手の間には「空間」があります。
コーナーの上から対戦相手に向かってジャンプして攻撃する技も、ちょっと手前で着地して当たっていないのに、なぜか相手の方は吹っ飛んでいます。
実はこれ、相手に触れないプロレス。
今、コロナ対策で距離を取るという話の中で、プロレスを楽しんでもらいたいとやっているといいます。
レフリーがメジャーを取り出しては、1.8メートル以上離れているか計測して確かめます。
試合中には、こんな場面もありました。
選手がイスを使って攻撃しようとするが、審判が止めに入ります。
イスを使うことがダメなのかと思いきや、
相手に当たるかもしれないので、「きちんと消毒してから投げなさい」というストップでした。
選手も相手に触れず、でも楽しんでもらって、ここから感染の予防を学んでほしいということです。