コーンフレークが入っているこちらの袋。
なぜ銀色なのでしょうか?
それは、アルミ蒸着フィルムという素材を使っているから。
アルミ蒸着によって、光や湿気などの進入を減らし、食品の劣化を抑えている。
実は、このフィルムにはあるおもしろい特徴がある。
部屋を暗くして懐中電灯で照らしてみる。
外側を照らしてみると、普通の銀色の袋に見える。
今度は内側に入れて、中から照らしてみると、
透けて中身が見えた。
実はこれ、コーンフレークの袋がマジックミラーのようになっているため起こる現象。
マジックミラーは、入ってきた光の一部を反射し、一部は通過させる。
明るい部屋の中で、フレークの袋を見た時は、
袋の内側から出てくる光よりも、袋の外側で反射した部屋の明かりの光の方がずっと多いので、袋は銀色に見え中が見えない。
反対に部屋を暗くして、袋の中に懐中電灯を入れた時は、
袋の外側で反射する光よりも、袋の内側から出てきた懐中電灯の光の方が多いため、袋の中が見える。