コーンフレークの袋はマジックミラーになっている?という話:2355【2020/04/24】

コーンフレークが入っているこちらの袋。

なぜ銀色なのでしょうか?

それは、アルミ蒸着フィルムという素材を使っているから。

アルミ蒸着によって、光や湿気などの進入を減らし、食品の劣化を抑えている。

実は、このフィルムにはあるおもしろい特徴がある。

部屋を暗くして懐中電灯で照らしてみる。

外側を照らしてみると、普通の銀色の袋に見える。

今度は内側に入れて、中から照らしてみると、

透けて中身が見えた。

実はこれ、コーンフレークの袋がマジックミラーのようになっているため起こる現象。

マジックミラーは、入ってきた光の一部を反射し、一部は通過させる。

明るい部屋の中で、フレークの袋を見た時は、

袋の内側から出てくる光よりも、袋の外側で反射した部屋の明かりの光の方がずっと多いので、袋は銀色に見え中が見えない。

反対に部屋を暗くして、袋の中に懐中電灯を入れた時は、

袋の外側で反射する光よりも、袋の内側から出てきた懐中電灯の光の方が多いため、袋の中が見える。