アベノマスクの回収に日本郵便が「待った」をかけた!という話:グッとラック!【2020/06/12】

新型コロナ対策として、政府が1世帯に2枚配布している「アベノマスク」。

来週月曜(2020/06/15)までに、全国の世帯におおむね配達完了予定とされている。

一方で、各地ではマスクの回収ボックスを設置する所もあり、アベノマスクを寄付する動きも出てきている。

さらに、未使用のアベノマスクと商品などを物々交換するお店も出てきた。

東京・稲城市にある上原薬局では、ウレタン製のマスク3枚 または、不織布のマスク5枚と交換しているという。

この取り組みを、先月(2020年5月)26日から始め、多い日には1日50人以上の人が交換に来たといい、アベノマスクは1400枚は集まっていた。

交換したアベノマスクは、地域の高齢施設などに寄付する予定なのだという。

他にも各地で、コーヒーと交換するお店や、つけ麺と交換するお店、入浴料を無料とするお店もあった。

そんな中、群馬県太田市内の21の郵便局も今月(2020年6月)1日から、回収ボックスを設置。

もともと太田市がアベノマスクを小中学生寄付用に回収する取り組みを行っていて、それに賛同したものだった。

しかし、これを日本郵便本社の指示で撤去されてしまった。

それはなぜか?

日本郵便によると、

国が弊社に配送を委託したマスクを不用品であるかのように扱ったこと。また本マスクを揶揄する表現を使用したことについて、不適切な扱いであり、誠に遺憾。

とのこと。

太田市の郵便局は、回収する際”アベノマスク寄付受付”という文章を出していた。

その後、太田市長は6月11日の会見で、

「文句を言われる筋合いはない」

と発言している。