「プラナリア」は、医学的にも注目されている生物。
小学生の自由研究で、このプラナリアを切るというものがある。
そのやり方は?
まず、氷を張ったトレイにろ紙をのせる。
スポイトでプラナリアを取り出して、ろ紙の上にのせる。
冷やすと、動きが鈍くなり、切りやすくなる。
このつぶらな瞳がかわいいプラナリアを3等分に切る。
頭・胴体・尻尾の3つ。
それから10日後・・・。
もともとは1匹だったプラナリアが3匹に。
しかも切る前の大きさと同じ。
3等分した胴体の部分の変化を見てみると、
5日目、少しずつ大きくなって、8日目、尻尾も顔も生えてきて、顔にはうっすら目が。10日目にはすっかり元どおり。
このように、プラナリアは小さく切り離しても、それぞれが元に戻る。
その後、さらに3等分し続けると・・・、
81匹になった。
実は、プラナリアには、人間と同じように脳があり、驚くべきことに、分裂する前の記憶が残っている。
例えば、「ステーキはおいしい」という記憶があった場合、その記憶もなくならずに、分裂したそれぞれに残る。
しかし、残念なことに、プラナリアは25℃以上の水に入れると、溶けてなくなってしまう。