コロナ禍で、生活様式も変わっていくなか、大事なのが「検温」。
しかし、学校や会社など多くの人が集まる出入り口で、1人ずつ検温するとなると時間がかかるうえ、その体温を管理するのも大変。
そんな悩みを解消する検温方法が新たに開発された。
すでに、小学校や大学への導入も決定しているという。
その検温方法を開発したのが、「株式会社 大倉」。
この会社では、毎朝、全社員の体温を測定しているが、会社の入り口では、検温している様子がない。
ところが、社員の腕を見てみると、全員腕時計のようなオレンジのバンドをしている。
これが、自動体温計。
その名も、「HESTA smart band(へスタ スマート バンド)」。
これを手首につけるだけで、検温ができる。
目的地となる学校や会社などの建物から100メートル以内の距離に近づくと、自動的に検温がスタートする。
測った体温が表示されるのは、タブレット端末。
体温データは、名前や性別などとともに自動的に集約される。
設定された37度3分を超えると赤く表示される。
10秒に1回体温を計測しているので、常に最新の体温がデータとしてあがってくる。
つまり、会社や学校で全員がこれを身につけておけば、常に体温が管理できるので、誰かが突然発熱しても、すぐにそれが分かるという仕組みとなる。