普通のおっさんが履いたジーンズが高値で売られている!という話:所さん!大変ですよ【2020/07/02】

広島県尾道市に、珍しいデニムショップがありました。


中古ジーンズ店

扱っていたのは、普通のおっさんが履いてボロッボロにしたジーンズ。

それが、なんと高値で売られている。

あるものは、35,000円、

高値のジーンズ

また、あるものは、42,000円など。

高値のジーンズ

実はこれ、町おこしの会社が始めた取り組み。

ジーンズで町おこし

街の人が1年間、育てたジーンズを通して、尾道の良さを知ってもらおうというもの。

スタッフは、週に1度、100人から預けて使ってもらっていたジーンズを回収。

専門の工場に洗いに出す。

工場で洗濯
ジーンズを乾かす

送り返されてきたジーンズは、再び、履き手のもとに戻す。

履いては回収して、洗濯、履いては回収して、洗濯・・・。

これを1年間繰り返す。

そして、「ヒゲ」と呼ばれるシワの具合や、色落ちの風合いだったり、あと履いていた人がどんな1年だったかなどを、客に伝えながら販売している。

どんな職業の人のジーンズがあるのか?

タコつぼ漁の漁師のジーンズは、

タコつぼ漁の漁師のジーンズ

海水(塩水)と泥まみれ。

大工のジーンズは、

「ヒゲ」や、色落ち具合が人気。

かんきつ農家のジーンズは、

果汁が付くことによる独特の色みが人気。

鉄工所の作業員のジーンズは、

溶接

溶接の際、火の粉が飛んで、あちこちに開く、小さな穴が人気。

ジーンズの穴

それぞれの職業に応じて生まれるユーズド感。

おじさんたちがボロボロにしたジーンズは、人気があるようです。