最もオススメする蚊に刺されない方法は?という話:それって!?実際どうなの課【2020/07/01】

蚊に刺されないようにするためには、どうすればよいでしょうか?


蚊

密閉された空間「モスキートハウス」で、実験が行われた。

モスキートハウス

レモン

レモン

レモンには、蚊が嫌う成分「リモネン」が多く入っている。

リモネンを使った虫除けなども販売されているほど。

実は、蚊に有効なリモネンはレモンの皮に含まれている。

レモンの皮は、苦味成分リモノイドを多く含んでいる。

【実験結果】

食べたり、肌に塗っても、効果なし。

ミント

ミント

ミントもまた蚊をはじめ、虫が嫌う成分が含まれているという。

それはガムなどにも使用されている「メントール」。

その効果から虫除けスプレーなどの成分にも多く使われている。

【実験結果】

食べても、効果なし。

唐辛子

唐辛子

とある研究によると、実は唐辛子に含まれるビタミンBやCは、蚊が好む汗を嫌うように変化させるという話がある。

日本でも古来、米びつに入れたり農薬代わりにまいたりなど、防虫効果があることで古来から重宝されてきた。

【実験結果】

食べても、効果なし。

にんにく

にんにく

強烈なニオイでおなじみのにんにくには、虫が嫌う成分「アリシン」を含む。

汗から成分を分泌することができるという。

【実験結果】

食べても、効果なし。

お酢

お酢

ヨーロッパでは、寝る際に蚊除けとして、お酢を使う地域がある。

【実験結果】

コップの中に入れてそばに置いても、効果なし。

炭酸

蚊は人間のみならず、動物が吐き出す二酸化炭素に反応し刺しに来る。

しかし、

密閉空間に炭酸水を置いて、通常時よりも炭酸ガスの濃度が高い場合、蚊に刺されにくい。

昆虫の実験では、麻酔に炭酸ガスを使うこともある。

二酸化炭素の濃度が高すぎて蚊がマヒする濃度になっている。

【実験結果】

炭酸水を置いておくと、全く刺されなかった。

足の裏を洗う

実は足のニオイの元である「イソ吉草酸」に、蚊が反応を示すという。

そのため、体の部位で蚊がよく狙うのは「足元」。

さらに、人間には常在菌という菌が多数存在しており、この常在菌が作り出す脂肪酸にも蚊が反応する可能性がある。

【実験結果】

足を洗って、アルコール消毒すると、全く刺されなかった。

結論

部屋の中では、炭酸水を置くこと。足をキレイに洗っておくこと。

これで、蚊に刺されにくくなる。

その他の【蚊メモ】

濃い色に強く引きつけられる傾向がある。これは、その色が動物の肌であると認識さているからだと言われている。

・蚊に刺されるとかゆくなるのは、血を吸う時に出す唾液がアレルギー反応として現れるから。蚊によって唾液の成分が異なるため、刺されてもかゆくならない場合もある。

・人間の血を吸うのは産卵を控えたメスのみ。1度血を吸うと4〜5日吸わなくなる。

・蚊は、汗に含まれる乳酸のニオイや水分を嗅ぎつける。

・女性の方が肌が白い、体温が低い、汗をかきにくいことから蚊にさされにくい。