埼玉県八潮市で、小・中学生ら3453人が食中毒を起こしたという話です。
昨日(2020/07/02)、埼玉県は、八潮市内の小・中学校15校で、病原大腸菌による「集団食中毒」が起きたと発表。
八潮市の東部給食センター(四季亭 八潮工場)、ここで作られた給食から集団食中毒が発生した。
下痢などの症状を訴えたのは、3400人超。
児童・生徒・教員の6922人が調査対象者で、およそ半数にもおよぶ。
八潮市教育委員会によると、
先月(2020年6月)から3日間連続で、児童・生徒ら、200人以上が下痢・腹痛などを訴え学校を欠席。小学生1人と中学生1人が救急搬送され入院。
とのこと。
何が、集団食中毒の原因だったのか?
ある学校の生徒で症状が現れたのは先週の土曜日(2020/06/27)、別の学校でも、土曜日に親同士のLINEで子どものお腹の調子が悪いという話が広まっていた。
その前日の金曜日の給食のメニューがこちら。
鶏の唐揚げ、ツナじゃが、海藻サラダ、ごはん、みそ汁。
「唐揚げがいつもはカリッとしているのに、クニャクニャだった」と話す中学生もいた。
今後の八潮市の対応は?
今日(7月3日)まで午前中のみの授業。
来週からは、通常授業だが、給食は中止して、弁当を持参することとしている。
夏に多い食中毒を引き起こす主な菌は、サルモネラ菌・カンピロバクター・大腸菌。
主な対策は?
・しっかりと火を通す
・調理後早めに食べる
・何か、”おかしい”と思ったら食べない(臭い、色など)
追記 2020/07/13
前日に水戻ししたものの加熱処理をせずに提供した「海藻サラダ」が原因と考えれている。
児童たちから検出されたのは、病原大腸菌「O7(オー、ナナ)」。