ここに、水が入ったタンクがある。
そこから長いホースを通って、水が流れ出るようになっている。
そのホースを大きなスピーカーの前に、しっかりテープで固定する。
流れ出た水がスピーカーの音を直接浴びれる状態。
これで、流れる水の動画をスマホで撮ると、
出す音によって、水の映りに変化が起きるという。
出す音は低音で、人には、振動しかわからず、耳ではほとんど聞き取れない。
この出す音を【24Hz】にして、スマホで動画を撮ると、
【24コマ/秒で撮影 流れる水 スピーカー音 24Hz】
水はらせん状になっていた。
そして、不思議なことに静止画のように、水滴は止まったまま浮いて見える。
24Hzで振動する水を1秒間で24コマの映像で撮ると、複雑な仕組みが絡み合うことで現れるのが、この奇妙な現象。
もし、出す音を【23Hz】に変えるとどうなるか?
【24コマ/秒で撮影 流れる水 スピーカー音 23Hz】
今度は、水が上に上がっていくように見える。
さらに、出す音を【25Hz】に変えるとどうなるか?
【24コマ/秒で撮影 流れる水 スピーカー音 25Hz】
今度は、ゆっくり落ちていく動きになった。
これは「ストロボ効果」といって、ちょうどつり合っている所から数字が少しズレてしまったことによるもので、
たまに車のホイールが止まったり、逆回転に見えるのと同じ現象。