世にも奇妙な天然石の話:博士ちゃん【2020/07/25】

世にも奇妙な天然石がありました。

四角すぎる石「黄鉄鉱」

黄鉄鉱

自然に見つかったと思えない四角すぎる石。

鉄と硫黄で構成。

四角がくっついた石もある。

母岩にくっ付いた状態で産出。

母岩

原子が規則正しく並ぶと立方体になる。

石なのにフワフワ「オーケン石」

オーケン石

毛に見える部分はガラス状の結晶。

マグマが冷え固まった岩の空洞に密集する。

オーケン石

虹色の未来石「ビスマス(結晶)」

ビスマス

「ビスマスチップ」を約270℃で溶かし、固めて、再結晶化させてできている。

ビスマスチップ

結晶のフチが面より早く成長、面の部分がへこみ階段状になる。

↓イメージ

ビスマス結晶のイメージ

虹色に見える理由は、酸化膜の厚みが場所によって違う。光の干渉により角度で色が変わる

文字浮かび上がって見える?「テレビ石」

主成分は、ナトリウム、カルシウム、ホウ素。

テレビ石

細い繊維状の結晶が束になってできている。

細い繊維状の結晶

結晶に光が入ると、跳ね返りながら進む。

反射により下から石の表面まで光が伝わる。

そのため、文字を書いた紙の上に石をのせると、文字が浮いて見える。

テレビ石
テレビ石

食べたくなる石?「豚肉石」

白い部分は「炭酸カルシウム」、赤い部分は「酸化鉄」でできている。

豚肉石

まるで豚肉のよう。

絶妙なバランスで立っている「ブリマムロックス」

イギリスにあるブリマムロックス。

ブリマムロックス

高さ約5m、推定200トン。

小さな円錐状の岩に巨岩が立っている。

傾いて重荷がかからない方が削れて、繰り返しながらカタイ部分だけが残った。

↓イメージ

ブリマムロックス