家が傾いていると家賃は安くなる!?という話:それって!?実際どうなの課【2020/07/30】

以前、ワケアリ物件を見抜く方法の話があった。


その時は、・物理的瑕疵、・法的瑕疵、・環境的瑕疵、・心理的瑕疵 という4つ中の「心理的瑕疵」の例があったが、

今回は、「物理的瑕疵」の話。

場所は、千葉県千葉市2階建て賃貸、駐車場付きの物件。

千葉県の賃貸物件

家賃の相場は約8万円のところ、ここは3万5千円だという。

実は、この家には「物理的瑕疵」があった。

それは、「家の傾き」。

実は、何度以上傾いたらアウトという明確な線引きはなく、

傾きの許容レベルは、新築住宅で約0.17度以内中古住宅で約0.34度以内とされている。

この家の2階で傾きを調べてみると、

傾きを調べる
傾き計測器

最大傾斜が2.2度もあった。

傾き計測器
畳でビー玉が転がる

傾きが2度以上といえば、めまい、頭痛、吐き気などの比較的重い症状を引き起こしてしまうレベル

傾斜角と健康障害

そのため、この家は2階分を含まない破格の約3万5千円の家賃となっている。

ちなみに、この家では、DIYで内装を変えてもよいとされている。