以前、ワケアリ物件を見抜く方法の話があった。
その時は、・物理的瑕疵、・法的瑕疵、・環境的瑕疵、・心理的瑕疵 という4つ中の「心理的瑕疵」の例があったが、
今回は、「物理的瑕疵」の話。
場所は、千葉県千葉市2階建て賃貸、駐車場付きの物件。
家賃の相場は約8万円のところ、ここは3万5千円だという。
実は、この家には「物理的瑕疵」があった。
それは、「家の傾き」。
実は、何度以上傾いたらアウトという明確な線引きはなく、
傾きの許容レベルは、新築住宅で約0.17度以内。中古住宅で約0.34度以内とされている。
この家の2階で傾きを調べてみると、
最大傾斜が2.2度もあった。
傾きが2度以上といえば、めまい、頭痛、吐き気などの比較的重い症状を引き起こしてしまうレベル。
そのため、この家は2階分を含まない破格の約3万5千円の家賃となっている。
ちなみに、この家では、DIYで内装を変えてもよいとされている。