VRで練習すれば、現実で時速165kmの球が打てるのか?という話がありました。
部屋の対角線上に設置したセンサーで空間を認識。
この範囲内にバーチャル空間を作り出す。
使用するハードウェアが、こちら。
挑戦するのは、芸人のあばれる君。
使用するソフトはこちら、「VR DREAM MATCH BASEBALL」。
バーチャル空間に映し出されたスタジアムで、様々な球種を打ったりキャッチすることが可能。
このVRの野球ソフトで、ひたすら165km/h の球を打つ練習する。
そして、打てると思ったら、バッティングセンターへ行き、実際の165km/h を打てるか検証するという流れ。
ピッチャーから放たれた球は、たった 0.5秒でバッターの所へ届く。
実際のバッティングセンターと見比べても、そのスピードは、ほぼ変わらない。
最初は、スイングが遅れて球にかすりもしない。
立ち位置を後ろに修正して、振り遅れないようにする。
投げた瞬間と同時に振り出さないと間に合わない。
だんだん球のスピードに、体と目が慣れてきて、バットに当たりだし、ファウルボールが増えてくる。
さらに、自分のタイミングよりもワンテンポ早めてバットを振ってみると、ヒットが出だした。
さらに、バットの軌道を意識すると、ホームランも打てるようになってきた。
飛距離は、なんと、551メートル!!!?
タイミングとバットの軌道さえ合えば、VRは同じ場所にしか飛んでこない。
これでタイミングだけは掴める。
しかし、ここで懸念点が。
このVRでは、打った感触は再現出来ない、手応えを感じることができない。
リアルで打った時に、その衝撃に耐えられるかが分からない。
後は、押し負けないスイングを磨くだけ。
力むと変な力が入ってしまうので、変な力みさえ無ければ、ボールに対して最短距離のスイングで近づくはず。
そして、インパクトの瞬間に力を入れる。
7時間、バット(コントローラー)を振り続け、717スイング、安打数321本、ホームラン103本。
前人未到の4割4分7厘の記録達成。
しかし、これはあくまでも「VR」上での話。
上達したバッティングが、現実世界にも通用するのか?
バッティングセンターで試すことに。
時速165kmをセットして開始。
すると、VRで練習したせいか空振りはほとんどない。
しかし、ファウルばかりでヒット性の当たりが、なかなか出ない。
そして、ついに15球目、時速165kmの球を打ち返すことができた。
VRで練習する価値はありそうだ。