群馬県太田市の とあるコンビニの駐車場。
ここで車の接触事故が起きた。
この事故、不思議なことに、ぶつけられた方の人の過失の方が大きいという。
いったいどういうことか?
黒の対向車が、先に駐車場入って行ったが、突然バックしてきた。
その様子がこちら。
この時、後ろの車は停止。
にもかかわらず、前の車はブレーキをかけるそぶりもなく、一気にバック。
そして、車同士が衝突した。
後ろの車のバンパー部分に、前の車の運転席のドアがぶつかった。
その後、後ろのドライバーのもとに、ぶつけてきた車側から、驚くべき連絡がきたという。
・ぶつけられた、後ろのドライバーの責任(8割)
・ぶつけてきた、前のドライバーの責任(2割)
という説明。
後ろのドライバーは、全く納得がいかない様子。
どうやら、今回の事故は特殊なようだ。
なぜ、前のドライバーは、バックしてきたのか?
後方確認が可能な「バックモニター」だけを見ていて、距離感を間違えて衝突した可能性がある。
↓こちらは、事故の再現。
バックモニターは、広範囲が映るようなレンズになっている。
そのため、距離感がすごく遠くに見え、後続車も遠くに見える。
さらに、ハンドルを切りながらバックしていると、後続車が消えて画面に映らなくなる。
この時、実は衝突しそうなくらい近いが、死角になっていて気づかない。
なので、実際の首を振り向けての目視も重要となる。
年々、バックモニターの装着率は増えているが、それとともに、後退四輪車による事故も増えている。
これは、バックモニターに頼りすぎて、左右の安全確認を怠ってしまう人が多いからかもしれない。
今回の件では、
後方のドライバーが、もし、クラクションを鳴らしていれば、過失の割合を減らせていたかもしれないという。