前の車がバックで衝突しても後ろの車に過失8割!?「バックモニター」に注意!という話:モーニングショー【2020/08/18】

群馬県太田市の とあるコンビニの駐車場。

ここで車の接触事故が起きた。

この事故、不思議なことに、ぶつけられた方の人の過失の方が大きいという。

いったいどういうことか?

黒の対向車が、先に駐車場入って行ったが、突然バックしてきた。

その様子がこちら。

この時、後ろの車は停止。

にもかかわらず、前の車はブレーキをかけるそぶりもなく、一気にバック。

そして、車同士が衝突した。

後ろの車のバンパー部分に、前の車の運転席のドアがぶつかった。

その後、後ろのドライバーのもとに、ぶつけてきた車側から、驚くべき連絡がきたという。

・ぶつけられた、後ろのドライバーの責任(8割)

・ぶつけてきた、前のドライバーの責任(2割)

という説明。

後ろのドライバーは、全く納得がいかない様子。

どうやら、今回の事故は特殊なようだ。

過失割合の比較

なぜ、前のドライバーは、バックしてきたのか?

後方確認が可能な「バックモニター」だけを見ていて、距離感を間違えて衝突した可能性がある。

↓こちらは、事故の再現。

事故の再現

バックモニターは、広範囲が映るようなレンズになっている。

バックモニター

そのため、距離感がすごく遠くに見え、後続車も遠くに見える。

さらに、ハンドルを切りながらバックしていると、後続車が消えて画面に映らなくなる。

この時、実は衝突しそうなくらい近いが、死角になっていて気づかない。

なので、実際の首を振り向けての目視も重要となる。

年々、バックモニターの装着率は増えているが、それとともに、後退四輪車による事故も増えている。

バックモニターの普及と後退事故件数

これは、バックモニターに頼りすぎて、左右の安全確認を怠ってしまう人が多いからかもしれない。

今回の件では、

後方のドライバーが、もし、クラクションを鳴らしていれば、過失の割合を減らせていたかもしれないという。

クラクションを鳴らして事故を回避