【韓国】音楽全米1位で兵役免除!?「BTS法」の話:ひるおび!【2020/09/14】

韓国の ヒップホップグループ 「BTS」。

キレのあるダンスと多彩な楽曲で世界的人気を誇る。

2013年デビュー(日本デビューは2014年)。

2018年発売のアルバム『LOVE YOURSELF 轉 'Tear'』 が、韓国人として初の全米ビルボード1位を獲得。

ビルボードとは?
アメリカで最も権威があるとされる 週間音楽誌 『ビルボード』 が行う音楽チャート。

2020年8月31日には、新曲『Dynamite』 が韓国人初のシングルチャート1位を獲得。

Dynamite

Dynamite

アジア勢では、坂本九さんの『SUKIYAKI(上を向いて歩こう)』以来、57年ぶりの快挙。

BTSの経済効果は、年平均5兆5600億ウォン(約4900億円)ともいわれている。

そんな中、韓国の大統領府には、BTSの兵役免除を求める請願が複数届いていて、2020年9月3日には、『兵役法改正案』が国会に提出された。

その内容は?

「大衆芸術分野」で国家の地位を向上させた人物は、30歳まで入隊期限の延期が可能になる というもので、通称「BTS法」とも呼ばれる。

世界で活躍する若者たちが絶好調の時に軍隊にいかせるのは、あまりにもひどいのではないか?ということから生まれたものだが、BTSだけのためのものではない。

一方で、ネット上では、

・国防の義務は平等でなければならない
・BTSの実績と兵役義務は別問題だ

などという声も上がっている。

過去に、2019年11月、韓国政府は、

芸能人による「大衆文化芸術活動」は兵役免除の対象にはならない、一律的な基準を示すのがスポーツなどよりも困難だという判断を下している。