「穴あり」と「穴なし」のマンホールのフタがある理由:デザインあ【2020/09/12】

道路にあるマンホールのフタには、穴が開いたものと、開いていないものがある。


穴あき穴なしマンホール

これは、なぜか?

穴が開いているフタは、雨水が流れる下水道のフタ。

穴のないフタは、トイレやお風呂など生活排水が流れる下水道のフタ。

側溝と下水

それぞれ、下を流れる水が違う。

雨水が流れる方は、大雨が降ると、増えた雨水で空気が押されて、マンホールのフタが外れてしまうこともある。

穴あきマンホール

だからフタに穴を開けた。こうすれば、空気が通りやすくなって、大雨の時でもフタが外れにくい。

一方、生活排水が流れる方のフタに穴が開いていると、辺りが臭くなってしまう。

穴なしマンホール

だから、こちらには 穴がない。