フェイスシールド着用でも小さな飛沫は100%近い漏れ!という話:サンデーステーション【2020/09/27】

日常生活にもとけ込んできた「フェイスシールド」。

しかし、付けるだけでは安心できないようです。

マスクをせずに、フェイスシールドをした状態で、「せき」や「くしゃみ」をした場合、

飛沫がどのように拡散するかのシミュレーション画像がこちら。

フェイスシールドで「せき」や「くしゃみ」

漏れ出した飛沫が前と横方向に広がっている。

アメリカのフロリダアトランティック大学の研究チームは、今月(2020年9月)、フェイスシールドの効果について、流体物理専門誌「Physics of Fluids」で発表。

約10秒ほどで、飛沫が約1m拡散したとしている。

新型コロナウイルスの予防対策として、目にする機会が増えた「フェイスシールド」。

その効果を検証する研究が相次いで発表されている。

神戸大学 坪倉 教授 (理化学研究所 チームリーダー)らは、スーパーコンピューター「富岳」を使い検証していた。

富岳でシミュレーション

赤色は、シールドや顔に付着した飛沫。

黄色は、漏れ出した飛沫。

結果、大きな飛沫に対して効果は見られたが、小さな飛沫は、ほぼ漏れ出していることがわかった。

坪倉教授によると、フェイスシールドとマスクの両方をつけるのが理想的だという話だった。