今月(2020年10月)から始まった地域共通クーポンについては、旅先での利用を断られるトラブルが相次いでいることがわかった。
クーポンを利用したある男性は、
宿泊先のホテルで、合計1万円分のクーポンを受け取った。
しかし、ある土産物店でクーポンを使おうとすると、
土産物店の店員は・・・、
斜線が引いてある共通クーポンは受け取られないようにと、会社からの指導があるので、これは使えません。
と言い、クーポンの使用を断られたという。
男性のクーポンをよく見てみると、
有効期限は、10月6日から、6が斜線で消され7日までとなっている。
この有効期限が斜線で訂正されていたことが、クーポンの利用を断られた原因だった。
その後、土産物店にマイナスが出ないようホテル側が対応するということで、男性は特別にクーポンで買い物ができた。
他に、こんなクーポンを受け取った人もいる。
有効期限はしっかり記載されているが、利用エリアが空欄になっている。
受け取った男性は、旅行先の飲食店で利用しようとしたところ断られたという。
男性にクーポンを渡した旅館によると・・・、
確実にスタンプを押していると思っていたので驚いています。
とのこと。
旅館側は、すでに期限が切れてしまったクーポンは交換できないと、残念そうに話した。
一方で、クーポンには不備がないにもかかわらず、トラブルに巻き込まれた人もいる。
愛知県を旅行していた男性が、ある家電量販店でクーポンを使おうとすると、
店員は・・・、
正規のものではないので、お使いいただけません。
と言ったという。
クーポンをじっくり見た店員の女性から告げられたのは、”使えない”という言葉。
その後、複数の店員で15分ほど話し合い、ようやく利用できることになったという。
家電量販店の店員は、クーポンの実物を見るのが初めてで、コピー品ではないかと疑ってしまったという。
さらに、観光地浅草で雑貨店を営む女性もコピー品への不安を口にしている。
(プリンターでクーポンをコピーしたものを見ながら・・・)
分からないんですよ。受け取った際にそれが偽造されているものかどうかを判断する点が、何点かあるんですがそれが分からなかった。
とのこと。
各地で相次ぐ、クーポンを巡るトラブル。
どのようなことに気をつけるべきか?
今回は、紙クーポンの場合。
以下の3つに、気をつけるとよい。
・利用エリアを示すスタンプがあるか
・有効期限の確認、「年月日」がないと無効
・訂正跡がないか、偽造疑われ使用不可