こちらは、ワイヤレスイヤホン。
小さくて線もないので、音楽を聞くのにとても便利。
しかし、これを線路内に落としてしまう事案が増えているようです。
JR東日本によると、
東京支社管内の駅で、2020年7月〜9月に落ちた数は、約950件。
線路の落とし物全体の4分の1が、ワイヤレスイヤホンだという。
2020年1月〜9月までだと、6644件にも上る。
イヤホンが駅の線路に落ちてしまうと、どこにあるかわからなくなるし、
乗客は線路に立ち入れないので、駅員さんに連絡して拾い上げてもらうのも 一苦労。
ホームから見える場合、約1メートル70センチまで伸びるマジックハンドで回収する。
もし、回収できない場合、電車を止め駅員が下りて回収することになるので、遅延の原因となる(1〜3分の遅延発生で、約5000人に影響したこともある)。
そんな中、JR東日本は、2020年4月から「線路内への落とし物に気を付けようキャンペーン」として、「落としちゃイヤ〜ホン!!」ということで、ポスターや列車内のディスプレイで、注意喚起をしている。
イヤホンを拾うときに、マジックハンドだと拾いずらいので、吸い込んだらいいのではないかと、掃除機を改造した「イヤホン回収機器」をパナソニックに依頼した。
掃除機に付けられるノズルの先に、小さいチューブが付いていて、イヤフォンの形状に近いものを吸い取れるようになっている。
2021年春から、終電後の回収活動などに、試験的に活用してくという。