1馬力は馬1頭分の力ではない!という話:チコちゃんに叱られる!【2020/10/23】

1馬力」ってなに?という疑問がありました。

これを、機械やロボットを研究する 岡田昌史 先生(東京工業大学 教授)が説明していました。

勘違いしている人も多いと思うが、

1馬力は馬1頭分の力ではない

1馬力とは、「75kgを1秒で1mの高さに持ち上げるパワー」のこと。

これは、イギリスの発明家のジェームズ・ワットさんが決めた。

1769年に蒸気機関を改良し、実用化させ、産業革命を支えた人物。

ワットは、自分が改良した蒸気機関に、どれだけのパワーがあり、利益を生み出すのか、分かりやすく伝えるため、悩んでいた。

そこで目をつけたのが、当時、交通や工場の動力であった「」。

人や荷物を運ぶ馬の力で、蒸気機関のパワーを表そうと考えた。

当時、たまたま、ワットさんの前にいた馬が、75kgを持ち上げることができたから1馬力が75kgになったと思われる。

ちなみに、競走馬のサラブレッドが出せる馬力は、「約3馬力」で、

継続的に発揮できる人間の馬力は、0.3馬力くらいと言われている。