ベルトのたるみのポカヨケ:2355【2020/09/07】

「ポカヨケ」とは?

生産管理技術者である 新郷重夫 氏が提唱した考え方で、

「道具に工夫をして、人間のポカミスを防ぐこと」。

ポカミスを防ぐので、「ポカヨケ」。

今回は、「ベルトのたるみ」。

こちらに、工場で使われているような2つのローラーがベルトでつながっているような機械がある。

2つのローラーとベルト

左のローラーが動力で回ると、ベルトが引っ張られて、もう1つの右のローラーに回転が伝わる という仕組み。

動力が伝わる

ただ、このベルト、回っている間、常にすごい力で引っ張られているので、長い間使っていると、伸びて下にたるみができてくる。

ベルトがたるむ

これをそのまま放っておくと、ある時、急にバチンと切れて修理に時間がかかってしまう。

ベルトが切れる

そこで、定期的に人が見回りに来ることで、対応していたが、イチイチ見に来るのは大変。

人が見回る

なんとか効率化したいと考えられたのが、ベルトの下あたりに鈴を設置する方法。

鈴を設置

機械を動かしている間、ベルトがたるんでくると、鈴に当たり、音で人に知らせることができる。

特別なセンサーもいらず、電気も必要ないので、余計なお金をかけずにすむ。