砂金の探し方を紹介していました。
そもそも、「砂金」とは?
地球の地下深くに「熱水」というものが通っている。
マグマの中から溶け出した、金や銀が含まれた熱水が岩盤の隙間から上昇し、温度が急激に下がり結晶化する。
そこで、できたのが「金鉱脈」。
全国各地にある金鉱山で、ここから金を採掘している。
この金鉱脈から出てきた「結晶金」が風化し、川へ流れ込み川底などに堆積したものが「砂金」。
ちなみに、販売目的で砂金を採掘するには、特別な許可が必要となる。
砂金をとる時に重要なのは、たまりやすい「寄せ場」を探すこと。
比重が重い砂金は、川の流れによって、川底の岩のくぼみやよどみ、岩の下や割れ目などにたまるため、寄せ場の見極めが重要。
次に、道具は「パンニング皿」を使う。
種類や形状は様々で、比重差を利用して砂金と砂利を区別する。
まずは、スコップやカッチャと呼ばれる道具で、寄せ場の土砂をパンニング皿にすくい上げる。
【1】パンニング皿を回転させるようにゆする。
【2】斜めに傾け上に溜まった不要な土砂を流す。
水平に戻し、同じ動作の【1】と【2】を繰り返す。
砂金を探していると、キラキラしたものがすぐに見つかるかもしれない。
しかし、それは砂金に似た「雲母」かもしれない。
雲母は、石自体が黒いが光の反射によって金色に輝く、通称「砂金もどき」。
見分け方は、水の中で、砂金は動かないのに対し、雲母は比重が軽いためひらひらと舞い、指でこすると崩れてしまう。
忍耐強く探していれば、素人でも、こちらのような砂金を見つけた人がいる。