不思議な現象が発生しているそうです。
住人の身に覚えがないのに、住宅の固定電話から”謎の119番”が発信され、消防隊が出動する事案が秋田市内で相次いでいる。
秋田市消防本部によると、
今年度(2020年度)に入り、計9件発生(5月以降に急増)。
これまで類似事案は年間1〜2件程。
特徴は・・・
・受信の時間帯は、未明から夕方までと幅広い
・受信した際に相手側の応答がなく、「ザー」「ガサガサ」という機械的な雑音が聞こえる
問いかけをしても相手側に応答がない場合、
一度電話を切って、発信先の電話に消防本部側からかけ直している。
「話し中」となるなど、電話がつながらなければ・・・、
「無音119番」として扱い、何かが発生したという前提で消防隊を出動させている。
とのこと。
今回の9件の事案では・・・
隊員が現場に駆け付けると、約半数は住人が不在。
住人の中には何も知らずに帰宅、自宅周辺が騒ぎになって困惑を隠せない人もいた。
5月10日と7月10日に発生した事案では・・・
午前3時前後に119番を受信、就寝中に消防隊が来て目を覚ました住人もいた。
5月10日の事案では・・・
住人によると、
(119番の発信があった)電話の回線は今は使っていない
とのこと。
秋田市消防本部、通信指令センター内の119番の受信装置を点検するも、異常は確認できず。
現時点で、原因は不明。
ダイヤル式電話の発信の仕組みは?
ダイヤル式電話は、回したダイヤルが戻るまでの間に応じた回数だけ電流が切れ、その切断回数で数字が認識される。
例えば・・・、ダイヤル「1」を回した場合、
ダイヤル「9」を回した場合、
電話線などが劣化して、接触不良を起こすと、電流が流れたり止まったりを繰り返す。
119番のような短い番号なら風などの振動により、偶然に発信されてしまうことは考えられるという。