世界の首都に関する話です。
日本は東京、アメリカはワシントンDCなど、国の中心となる都市である「首都」。
ほとんどの場合は、その国の中央政府が置かれる場所になっている。
ブラジル
ブラジルのように首都を移転させた国もある。
もともとは有名な沿岸部のリオデジャネイロが首都だったが、1960年に内陸部を発展させたいということで、首都を内陸にあるブラジリアに移転。
その目論見とおり、ブラジリアの人口は、200倍以上に増えたという。
タイ
タイの首都「バンコク」は、主に外国の人が呼ぶ通称。
バンコクの正式名称はとても長い。
そのため、「天使の都」を意味する「クルンテープ」と呼ぶ人も多い。
バルト三国
エストニア・ラトビア・リトアニアの 通称「バルト三国」。
この3つの首都では、街の旧市街全体すべてが世界遺産となっている。
南アフリカ共和国
南アフリカ共和国の首都は3つある。
もともと、南アフリカという国は、イギリスによって2つの国を併合する形で作られた。
この2つの国への配慮として、権力を分散させるためにそれぞれの中心都市を首都という形で残し、立法・行政・司法と機能を分散させた。
オーストラリア
現在のオーストラリアの首都はキャンベラだが、シドニーとメルボルンの間で首都を巡って論争が起こったときに、中間地点に首都を置けば大丈夫だろうということで首都が作られた。