音楽の授業でよく使う「リコーダー」。
日本で小学校の教材として使われ始めたのは1959年。
小学校で主に使われてるのは、「ソプラノリコーダー」。
リコーダーは10種類ほどある。
その大きさは、約17cmの「クライネ・ソプラニーノ・リコーダー」から、
約2mもある「サブ・コントラバス・リコーダー」まで。
サイズが大きくなるほど低い音が出る。
リコーダーで、1オクターブ高い音を出したいときに、裏側の穴を「半分あける指使い」のことを「サミング」という。
これは、英語で「親指=thumb(サム)」に由来していて、
親指でおさえる裏の穴は「サムホール」と呼ばれている。
リコーダーにもプロの奏者がいて、リコーダーだけのオーケストラもある。
ヨーロッパで生まれたと言われる現在の形のリコーダー。
18世紀ごろ、小鳥に歌を教えるための楽器としても使われた。
カナリアなどの小鳥が歌を覚える。
18世紀当時のヨーロッパでは、鳥にメロディーを歌わせることが流行。
リコーダーという言葉の語源も、鳥がさえずる「Record(リコード)」が由来だといわれている。