私たちの「肺」は、自分で動いているのではない。
「呼吸筋」という筋肉が動かしている。
そんな呼吸に使われる筋肉が弱ってしまっていると・・・、
呼吸が速く浅くなり、十分な酸素を吸う事ができなくなってしまう。
呼吸に使われる筋肉といえば、よく「横隔膜」をイメージするが、
実は、他にもたくさんの筋肉を使っていて、
息を吸う時は、肺を膨らませる「吸息筋(きゅうそくきん)」、
息を吐く時は、肺を縮ませる「呼息筋(こそくきん)」を使っている。
年齢と共に呼吸筋が硬くなると、正しい呼吸ができなくなる。
筋肉や臓器は、肺から送られる酸素をエネルギーにして活動しているので、全身に行き渡る酸素の量が不足してしまうと、頭痛やめまい、体のだるさなど、様々な体調不良を引き起こす可能性がある。
肺機能が衰えて、インフルエンザやコロナウイルスなどの感染症にかかった際、重症化してしまうリスクが高くなる可能性がある。
そのため、ストレッチで呼吸筋をほぐすのが大切になってくる。