カメラの「絞り(しぼり)」を人間の目で再現する実験をしていました。
少し遠くのもの、例えば、壁に掛けてある時計を片目だけで見てみる。
次に、時計に注目したまま、目の前にえんぴつを出す。
すると、時計にはピントが合っているが、鉛筆の刻印は、ぼやけて見えない。
次に、鉛筆に注目すると、今度は時計がぼやけてしまう。
ここで、「絞り」を使う。
光が通る道を狭くするために、人差し指を丸めて小さな穴を作り、その穴から時計を覗く。その状態で鉛筆を目の前にもってくると・・・、
時計にも、鉛筆にもピントが合って、両方同時にみることができる。
人差し指を広げて、光が通る穴を大きくすると、再び、時計か鉛筆どちらかにしかピントは合わなくなる。
これと同じことが、カメラの「絞り」でも、おきている。