小さな穴から覗いてみるとぼやけない?という話:2355【2020/12/18】

カメラの「絞り(しぼり)」を人間の目で再現する実験をしていました。

少し遠くのもの、例えば、壁に掛けてある時計を片目だけで見てみる。

次に、時計に注目したまま、目の前にえんぴつを出す。

すると、時計にはピントが合っているが、鉛筆の刻印は、ぼやけて見えない。

次に、鉛筆に注目すると、今度は時計がぼやけてしまう。

ここで、「絞り」を使う。

光が通る道を狭くするために、人差し指を丸めて小さな穴を作り、その穴から時計を覗く。その状態で鉛筆を目の前にもってくると・・・、

時計にも、鉛筆にもピントが合って、両方同時にみることができる。

人差し指を広げて、光が通る穴を大きくすると、再び、時計か鉛筆どちらかにしかピントは合わなくなる。

これと同じことが、カメラの「絞り」でも、おきている。