アフリカ大陸の南部にある国「ジンバブエ」。
実は、世界一 高額な紙幣がある国。
こちらのお札のゼロの数は、なんと「14個」。
この1枚で、100兆ジンバブエドルです。
この国の人たちを見てみると、みんなお金持ちのように見える。
なぜ、こんなにお金があるのか?
それは、この国のムガベ大統領が言った命令がキッカケ。
実は、こちらのこどもが大量に持っているお金で、パン1個程度しか買えない。
1000億ジンバブエドル = パン1個。
なぜ、こうなったのか?
国の政策の失敗で、スーパーやお店に物がない。
物も食べ物も少なくなったジンバブエ。
物が少ししかないのに、みんなが欲しがるので、お店は値段を高くする。
こうして値段がどんどん高くなって、みんな買えなくなってしまう。
そこで、ムガベ大統領が出したのが、「お金をたくさん作れ」という命令。
みんながお金を持っていれば何でも買えるはず・・・、
それでよさそうに聞こえるが、みんながお金を持っていても、物は少ないから、
お店の人は、「みんな買うなら、値上げします」となる。
すると、大統領は、「じゃあ、もっとお金をつくれ」となる。
また、みんなお金持ちになるけど、また、値段が上がる。
これを何度もやっているうちに、
パン1個で、100,000,000,000 ジンバブエドルもするようになった。
100兆ジンバブエドル の価値は、日本円で「0.3円」。
100円をジンバブエドルと両替したら、兆の上、0が16個並ぶ。
100円 = 30,000,000,000,000,000 ジンバブエドル。