1年の始まり「お節料理」。
実は、食材ごとに様々な験担ぎ(げんかつぎ)の意味が込められている。
「かまぼこ」の紅色は「魔除け」、白色は「清らかなもの」。
「数の子」は、小さなぶつぶつの卵がたくさん集まっているということで、子だくさんだったり、「子孫繁栄」を祈る意味があるといわれている。
「伊達巻」は、「学業成就」の意味が込められている。
その理由は、巻物のような形が江戸時代の書物を連想させるということで、知性の象徴といわれている。そこから学業成就の願いが込められるようになった。
この伊達巻きには、盛り付け方にも縁起の良い方向があるといわれている。
・右巻き → エネルギーが入る
・左巻き → エネルギーが抜ける
お節の際には、右巻きで盛り付ける方が縁起がいいといわれている。
「海老」は、「不老長寿」。
腰が曲がるまで長生きするように、という意味が込められている。
その他にも、
・目が飛び出している → めでたし
・脱皮を繰り返す生態 → 成長・発展
などがある。