音楽の授業などでも使われる「ピアノ」。
実は、ピアノには、「正式名称」がある。
そもそも15世紀ごろから「チェンバロ」というピアノによく似た楽器が使われていた。
1700年ごろにイタリアの楽器製作者が、チェンバロよりもっと音の強弱がつく楽器が欲しいと考えて、ピアノが発明されたといわれている。
当時の名前は、「強い音と弱い音が出るチェンバロ」を意味する、
「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」と呼ばれていた。
それが、だんだん省略され、「弱い音」を意味する「ピアノ」と呼ばれるようになった。
ちなみに、ギネス世界記録に認定された、世界一長いピアノ曲の演奏時間は、なんと「18時間」。
それは、フランスの作曲家エリック・サティが作った、
「ヴェクサシオン」という曲。
楽譜は、たった1ページで、
1分程度の短い曲の演奏を「840回」繰り返す構成となっている。