30年寝かせ過ぎたレトルトカレーの話:探偵ナイトスクープ【2021/02/19】

長い間放置されていた「レトルトカレー」の話題です。

依頼内容

私は奈良で建設業を営んでいる者です。この間、重機を入れることができない現場で仕事があり、スコップで土を掘っていました。すると、深さ20〜30cmの所から、33年前のレトルトカレーが出てきたのです。33年前は昭和62年、昭和・平成・令和、3つの元号を土の中で過ごしてきたレトルトカレー。パッケージに傷みはなく食べられそうです。探偵さん私の代わりに食べてみて下さい。

調査開始

この場所の深さ20〜30cmの所に、

誰かが捨てたのか、埋めたのかわからない、レトルトカレーがあったという。

銀シャリの橋本探偵「俺、カレーってね、寝かしたらうまいって聞いたことあるんです。3日寝かすのでギリですよ。33年はもう寝かしすぎでしょ。」

33年経っているが、原材料の表示も確認でき、思っていたよりもキレイな状態。

製造日を見てみると、「昭和62年3月27日」の表記になっている。

製造者の「日本調味食品株式会社」に、このレトルトカレーが食べられるか聞いてみる。

会社の方によると、

「普通ね、あかんかったらね、これもうパンパンに腫れて破裂するんですよ。2年・3年経ったら膨張してしまうんです。(こちらのパッケージは)高圧殺菌でやってます。菌をころしてますので、菌は入ってないいうことなんです。」

とのこと。

普通は、菌が入っていたら、ガスが出てパンパンになり割れて、すごい臭いがするという。

当時のすばらしい技術でレトルトされているということになる。

新しいパッケージと見比べてみると、デザインはけっこう変わっている?

この見つかったレトルトカレー、味は保証できないが、食べられるという。

鍋でお湯を沸かし、温めてみる。

パッケージがグニャッとなった状態に。

パッケージ開封。

温めてみると、ニオイはすごく良く、色も問題なし。

しかし、食べてみると・・・、

若干酸化されて、香りも飛んでいるので、食べてみると、すごく不味いということはないが、「ちょいマズ」ぐらいで、煮崩したマロニーのように、つるんつるんした感じだという。

再びスタジオ

橋本探偵 「賞味期限とかはあるんですけど、それはおいしく食べれる期限なんで、これ別に結構いけるんですって。」