日本の国旗のデザインが変わっていた!という話:グッとラック!【2021/03/18】

国旗の話です。

国旗とは、国家を象徴する旗のこと。

そのため、歴史・風土・宗教など、様々な意味が込められている。

例えば、ユニオンジャックの愛称で知られるイギリス国旗。

この国旗のデザインの由来は?

イギリスは、そもそも、イングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドの4か国からなる連合王国。

そのため、ユニオンジャックは、それらの国旗の一部を組み合わせたデザインになっている。

しかし、赤い竜が描かれたウェールズの国旗は見当たらない。

現在のイギリス国旗ができた当時、ウェールズはイングランドの 一地域とみなされていたので、デザインに加えられなかったとされる。

世界の国旗の中で最も使われている色は「赤」。

日本をはじめ、国旗に赤色を使っている国は100か国以上。

この赤にも、勇気・太陽・希望など様々な意味が込められている。

また、領土争いなど、戦争で流れた、兵士や犠牲者の血を意味することも多く、その悲劇と犠牲を忘れず、未来へ発展していくことを願って、赤色を国旗に使用している国もある。

実は、日本の国旗、日章旗は1999年にほんの少しデザインが変更されている。

パッと見ただけではほとんど違いがわからないが、2点変更されている。

・日の丸の位置が中央になった。
・縦横の比率が7:10から2:3になった。

それまで、日の丸は旗竿の方の左側に、約100分の1だけズレていた。

そして、1999年に、国旗及び国歌に関する法律が施行された。

これは、「国旗は、日章旗とする」「国歌は、君が代とする」というわずか2行からなる法律。

これによって、日章旗が正式に国旗として定められ、それに伴って、正しい規格として日の丸が中央に位置されることになった。

ちなみに、

バングラデシュの国旗は、日本の日章旗を参考にしたといわれている。

1971年にパキスタンから独立した時、

初代大統領が、農業国から工業国へ発展した日本に魅せられ参考にして作ったという。

国旗の色が表す意味は、緑は豊かな大地、赤は昇りゆく太陽を表している。

太陽の部分は左に寄っている。

これも、旗竿があるのでそちらに寄せた方が見栄えがいいため。

パラオの国旗も同様に左に寄っている。