道端に咲いているタンポポ。
このタンポポの花を切断して、中の仕組みを観察してみると、花の根元に綿のようなものがある。
実は、タンポポの綿毛は、花の奥に最初から隠れていて、花が枯れると下から出てくる。
なので、花が綿毛に変身するわけではない。
次に、茎の部分を見てみると、
中は、ストローのように空洞になっている。
これは一体なぜか?
ここに、同じ重さのアルミで作った「アルミ棒」と「アルミパイプ」がある。
この2本に、同じ重さの重りをぶら下げてみる。
すると、アルミ棒の方がアルミパイプより、たくさん曲がっている。
実は、同じ量の材料で棒を作った場合、中が空洞になっている方が曲げにくく強い。
タンポポはできるだけ効率よく強い茎をつくるために、この形状をしているという。