タンポポの茎はどうしてストローみたいにスカスカなのか?:0655【2021/04/09】

道端に咲いているタンポポ。


このタンポポの花を切断して、中の仕組みを観察してみると、花の根元に綿のようなものがある。

実は、タンポポの綿毛は、花の奥に最初から隠れていて、花が枯れると下から出てくる。

なので、花が綿毛に変身するわけではない。

次に、茎の部分を見てみると、

中は、ストローのように空洞になっている。

これは一体なぜか?

ここに、同じ重さのアルミで作った「アルミ棒」と「アルミパイプ」がある。

この2本に、同じ重さの重りをぶら下げてみる。

すると、アルミ棒の方がアルミパイプより、たくさん曲がっている。

実は、同じ量の材料で棒を作った場合、中が空洞になっている方が曲げにくく強い。

タンポポはできるだけ効率よく強い茎をつくるために、この形状をしているという。