キャッシュレス化が進むことで、若い世代のお金に関する常識が変わってきている。
こちらは、小学校の先生の体験談です。
2年生のクラスで算数の問題を出しました。
「32円のアメを買います。100円出すとおつりはいくらでしょうか?」 というもの。
子どもたちから、「『おつり』って何ですか?」という質問が来た。
「おつり」の存在を子どもたちは知らなかった。
驚いた先生が子どもたちに、親と買い物に行ったら、お会計はどうしているの?と聞くと、
お金を払う時は、「ピッてやる」と、電子マネーで決済するという。
教室にいた20人中、ほぼ全員が「おつり」のことを知らなかった。
「おつり」を知らない子をもつ親たちに話を聞くと、
子どもとの買い物は、レジで時間をかけたくないので、キャッシュレスでの支払いが増えてしまう。
また、別の親は、
子どものお小遣いは、Suicaで渡す。履歴を見れば何にお金を使ったか分かるため、現金は持たせない。
また、別の親は、
子どもは、おつりのことを知っているが、レジの人がくれるお金だと思っていた。