物理の力で、月までの距離がわかるそうです。
これを 宇宙物理学 の 小林晋平 先生 が説明していました。
用意するのは、「五円玉」。
五円玉の穴から月を見て、月がスッポリ入るポイントを探す。
そして、五円玉から目までの距離を測る。
五円玉の穴に月がスッポリ入っている時、このようなことになっている。
三角形が2つできている。
1つは、目と五円玉の穴の直径で作られる小さな三角形。
もう1つは、目と月の直径で作られる大きな三角形。
この2つの三角形は、相似の関係にある。
5円玉の穴の直径は5mm。月の直径は3,500kmある。実に7億倍。
相似の関係を利用すると、目から5円玉までの距離を7億倍すれば、
目から月までの距離がわかる。