2021年7月14日、ブラジルの大統領 ボルソナロ氏(66)が、検査のため軍事病院に入院した。
その原因は、なんと「しゃっくり」。
10日以上続いていたからだという。
ところで、しゃっくりは、なぜ出るのか?
のどや舌の 一部にある神経などから、延髄に刺激が伝わる。
この延髄から指令が間違って伝わると、肺の下にある横隔膜が下がり、その分、圧が下に引っ張られる形になり、声帯が下がってしまう。
通常、息を吸う時に、声帯は上がっていないといけない。
しかし、声帯が下がっていると、息を吸いづらい形になる。
結果、しゃっくりが出る。
しゃっくりには、この「横隔膜性しゃっくり」以外にも、
「中枢性しゃっくり」や、「末梢性しゃっくり」などがある。
ボルソナロ大統領の検査結果は、「腸閉塞」。
2018年9月の選挙活動中に腹部を刺され、血液の40%を失う大量出血が、なんらかの影響を及ぼしているのかもしれない。
大統領は、治療後、7月18日に退院した。
他にも、68年間しゃっくりが止まらなかった人がいた。
アメリカのチャールズ・オズボーンさんは、1922年〜1990年の68年間止まらず、約4億3000万回しゃっくりをした計算になる。そして、止まった翌年97歳で亡くなった。
一般的には、1週間以上、しゃっくりが止まらない時は、病院に行った方がよい。
ちなみに、しゃっくりを止めるためのストローも販売されている。