東京五輪の陸上競技で、珍事が起きた。
陸上男子走り高跳びで、最後まで残った2人。
カタールのムタズエサ・バルシム 選手 と イタリアのジャンマルコ・タンベリ 選手。
2人とも、最後に跳んだ2メートル39センチをともに、3回失敗していた。
そこで、大会側は、決着するまで1回ずつ跳躍する「ジャンプオフ」の実施を提案した。
しかし、バルシム選手は、「金メダルを2つもらえないか」と提案。
大会側がこれを受け入れた。
陸上競技で同記録による複数人の金メダリストが誕生するのは、1912年ストックホルム五輪以来109年ぶりだという。
インタビュアー 「金メダルをシェアすることになりましたが?」
バルシム選手 「戦友とシェアすることができて素晴らしい気持ちです。勝った方が相手にディナーをおごる予定だったけど、どうやら自分の分を支払わなきゃいけないみたいだ。」